三本松、16年ぶり決勝進出 3度目聖地に向けて丸亀城西と激突へ
「高校野球香川大会・準決勝、三本松6-5大手前高松」(22日、レクザムスタジアム)
三本松が大手前高松を1点差で下し、16年ぶりの決勝進出を決めた。
1-2の1点ビハインドで迎えた八回、三本松は1死満塁のチャンスを作ると、主将の6番・渡辺裕貴捕手(3年)が左前に同点タイムリー。なおも満塁で7番・浦上統也外野手(3年)が左中間を破る走者一掃の勝ち越し二塁打を放った。さらに1死一、三塁から9番・黒田一成内野手(3年)の中犠飛で1点を追加し、この回一挙5点を奪った。
その裏、エース・佐藤圭悟投手(3年)が2死満塁のピンチから大手前高松の7番・久保洸真捕手(3年)に左越え2点適時三塁打を浴びるなど、3点を失い6-5の1点差に。しかし九回、佐藤は粘る相手打線を三者凡退に抑え、勝利をつかんだ。
日下広太監督(33)は「我慢の試合だった。八回に打線がよくつながった」と話し、勝ち越し二塁打を放った浦上は「自分はチャンスに強いと思い込んで打席に入った。ボールに集中できた」と笑顔で振り返った。
決勝の相手は丸亀城西。優勝した今春の県大会では準決勝で対戦し、4-3で勝った。24年ぶり3度目の夏の甲子園がかかる一戦に向け、渡辺主将は「内容ではなく、勝ちにこだわって戦いたい」と意気込みを口にした。