広陵、六回コールド星!準決勝は広島商との伝統校対決
「高校野球広島大会・準々決勝、広陵10-0尾道商」(22日、しまなみ球場)
広陵打線が猛威を振るった。15安打10得点で六回コールド勝ち。歓喜に沸くナインの中で、ホッとした表情を浮かべたのは背水の覚悟で臨んだ大橋昇輝内野手(3年)だ。
4回戦まで8打数1安打。「外れると思っていた。先発で起用してくださったので、何とか結果を残そうと必死に食らいついていきました」。この日は3打数3安打3打点と大活躍した。
チームの要、中村奨成捕手(3年)の負傷も奮発材料になっている。2回戦で右手首に死球を受けて以降、全力でバットが振れず万全でない。「中村が打てなくても、周りで援護しよう」と声を掛け合っている。
準決勝は広島商との伝統校対決。「一戦必勝で戦っていきたい」。14年夏以来、3年ぶりの聖地へ。全員野球で勝ち進む。