オリックス西ぼう然…完投サヨナラ負け
「楽天3-2オリックス」(23日、Koboパーク宮城)
オリックス・西勇輝投手(27)の投じた108球目、高めの146キロをアマダーは見逃さなかった。右翼スタンドに運ばれるサヨナラ弾をぼう然と見送るしかなかった。完封ペースから一転、八回2死から島内に同点弾を浴び、九回に力尽きた。
それでも誰も西を責めなかった。福良監督は「攻撃のミスがあれだけ出たら、流れも向こうにいきますよ」と何度も好機を作りながらあと1本が出ない打線を責めた。四、六回には一、二塁の場面で駿太がバント失敗。六回は1死満塁で追加点を奪えなかった。
昨年8月2日の楽天戦以来となる完投サヨナラ負けとなった西は「自分のミスで負けた。全力でいった結果、悔いはない」と言い切った。後半戦5連敗で、そのうち3試合がサヨナラ負け。楽天戦は8連敗となった。