ロッテ・サントス びっくり2戦連発
「日本ハム0-4ロッテ」(25日、釧路市民球場)
「アレッ!」。なによりもロッテ・サントスがビックリした一発だった。四回2死無走者。カウント0-1から有原の外角高めのチェンジアップを捉えた。打球は左翼席に放物線を描いて飛び込んだ。
キューバ時代にもなかったという2戦連発。「まさか自分が2試合連続ホームランが打てるとは思っていないし、信じられない」と驚きの表情を見せた。
努力の汗はウソをつかない。打撃練習では逆方向へ打つように心がけ、打席に入れば自分の得意なゾーンを狙う。「自分のスイングができた結果かな」とうなずいた。
伊東監督は「サントスの一発が効いたね」と言いながら「長打力は期待していない。大振りにならないようにね」と親心をのぞかせた。あくまでも自慢の走力を駆使した先兵役を期待されており、本人も「もう本塁打は出ないよ。内野安打を狙う」と心得ている。
24日は福岡から釧路の移動にグッタリ。宿舎で英気を養った。「チームの勝利に貢献できてうれしい。イチ、ニイ、サントス!」。ビックリ弾の余韻を楽しんだ。