八王子学園八王子が4点差逆転で4強入り!昨年破った早実と準決勝で激突
「高校野球西東京大会・準々決勝、八王子学園八王子12-8明大中野八王子」(26日、神宮球場)
昨夏代表の八王子学園八王子が終盤に4点差を逆転し、2年連続の4強入りを決めた。準決勝では、昨年準々決勝で破った早実と対戦する。
同点の六回に2点を勝ち越されると、七回にもさらに2失点。3-7と4点を追う展開となった。
しかし、その裏に猛反撃。制球を乱した相手投手から3連続四死球を選んで無死満塁のチャンスをつかむと、3連続適時打に敵失もからんで逆転に成功。さらに4番・桜井陸朗内野手(3年)が左越え3ランを放つなど、この回一挙9点を奪って試合をひっくり返した。
「みんなが自分までチャンスを回してくれた。何とか1本出さないといけないと思っていた」とダメ押し弾の桜井。5回戦では引き分け再試合を制して勝ち上がっているだけに、劣勢からの大逆転劇にも「焦ることはなかった。しっかりランナーをためて、自分たちのやることをやっていこうという意識が大量点につながった」と落ち着いて振り返った。
次戦はいよいよ早実との大一番。夏は3年連続の顔合わせとなり、一昨年は敗れ、昨年は競り勝っている。安藤徳明監督は「7、8点は取らないと苦しいでしょう。強いチームで、清宮君、野村君をどう抑えるか。ここでは逃げたくない。勝負したい」と意気込みを語った。