日本ハム大谷、復活ダ~ン 八回に右越え本塁打

8回、本塁打を放ち指をさしながらホームへ向かう日本ハム・大谷=帯広
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 「日本ハム4-2ロッテ」(26日、帯広の森野球場)

 手応えは完璧だった。高めのスライダーを高速スイングで振り抜く。打球は大きな弧を描きながら、瞬く間に右翼場外へ消えた。日本ハム・大谷が左太もも裏肉離れから復帰後初アーチ。北海道移転後1000勝目を推定140メートル弾で飾った。

 相性のいい帯広で、チームの地方球場連敗を「8」で止める一発。「感触は良かった。なかなか来る機会がないので勝ててかった」。帯広では昨年に続く2年連続アーチ。両翼97・6メートルの球場で規格外の打球を飛ばし、F党を喜ばせた。

 本塁打は4月5日のロッテ戦以来112日ぶり。6月23日の1軍復帰から38打席目に飛び出した。復帰後は前日まで打率・188と苦しんでいた。グリップの位置を日々変えて臨むなど「いろいろ試しながらやってる」と苦しい胸の内を明かしたが、試行錯誤がようやく実った。

 栗山監督はいつも通り「出合い頭。褒めてどうするんだ」と手厳しく一発を振り返った。チームはまだ5位と苦しいが「ここからが大事」と、大谷は巻き返しに決意をみなぎらせた。

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