高校野球徳島大会 鳴門渦潮が9年ぶり7度目出場 統合後初の聖地
「高校野球徳島大会・決勝、鳴門渦潮6-0板野」(27日、鳴門オロナミンC球場)
鳴門渦潮が板野を下し、9年ぶり7度目の優勝を決めた。センバツ準優勝の経験がある鳴門工と鳴門一が2012年に統合。現校名では初の甲子園出場となる。
鳴門渦潮は初回、制球に苦しむ相手の最速150キロ右腕・森井絃斗投手(3年)から2死満塁のチャンスを作ると、6番・奥直人外野手(3年)が中前に先制2点適時打。二回にも3番・野口智哉内野手(3年)のタイムリーなどで2点を追加した。
五、六回にも1点ずつを挙げて6点のリードを奪うと、投げてはエース左腕・河野成季投手(3年)が、2度の登板で計8回2/3を5安打無失点の好投。投打ががっちりとかみ合い、逃げ切った。
就任3年目の森恭仁監督(50)は「選手たちが精神面で成長した。鳴門渦潮の名前では初めての甲子園ですから、チャレンジ精神でぶつかりたい」と話し、主将の松崎健太捕手(3年)は「鳴門渦潮として最初に自分たちが甲子園に行けるのはうれしい。甲子園でも打ち勝ちたい」と意気込みを口にした。