東海大相模 2年ぶり決勝進出 横浜と決戦へ
「高校野球神奈川大会・準決勝、東海大相模5-1日大」(28日、横浜スタジアム)
東海大相模が全国制覇を成し遂げた15年以来、2年ぶりに決勝へ駒を進めた。
緻密な野球で準決勝を突破した。二回、同点に追いつきなお2死二、三塁。2番の山田拓也内野手(2年)が、意表を突くドラッグバントを成功。相手の失策も重なり、一気に2点を勝ち越した。
「日大高校は守備がうまい。ただ、(内野の)ポジショニングが深い。効果的にやろうとしていたことを出せた」と、門馬敬治監督。研究を重ねた成果を、ここ一番で発揮した。3点リードの八回、無死一、二塁では捕逸で二走の黒沢が一気に生還。相手の隙を徹底的に突き続け、得点を重ねた。
一方、鉄壁のディフェンスは最後まで崩れなかった。背番号11の斉藤礼二投手(2年)が、堅守に支えらながら3安打1失点。七、八回は先頭打者の出塁を許したが、いずれも併殺で切り抜け、9回を一人で投げ抜いた。
決勝は門馬監督が「強いです。全てにおいて」と表する宿敵・横浜が相手。名門対決に向けて「攻めて勝つ、という気持ちで臨む」と力を込めた。