星稜・山下智茂氏が甲子園で“ブルペン・トークショー”

 甲子園球場の一塁側ブルペンでトークショーを行った山下智茂氏(右)
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 高校野球の星稜で監督として元ヤンキース・松井秀喜らを育てた現総監督の山下智茂氏(72)が29日、兵庫県西宮市で甲子園歴史館が開催した「高校野球名勝負トークショー」に登壇。過去の名勝負、選手の思い出を語った。

 トークショーが行われたのは、普段は観客が入れない甲子園球場内の一塁側ブルペン。山下氏が「練習で松井の打球がここのネットを破ってしまった」と身ぶり手ぶりで思い出を語ると、参加者も興味津々で聞き入った。

 もっともトークに熱がこもったのは、1979年夏の3回戦・星稜-箕島の延長十八回だ。尾藤公監督との試合前のやりとりや、その後の交流などを語り「延長十八回で私の人生観や野球観が変わった」と大きなターニングポイントだったことを明かした。

 また、星稜グラウンドの横にある自宅の屋根が何度も松井の打球で壊れたエピソードも披露。「雨もりして夜中に桶(おけ)の水を捨てに行かなければならなかった」と話し、参加者の笑いを誘っていた。

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