大冠が初決勝 公立校19年ぶり!丸山あっぱれ1失点完投
「高校野球大阪大会・準決勝、大冠3-1上宮」(29日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
大冠が初の決勝進出を決めた。公立校としては、大阪の代表校が2校だった1998年の北大阪大会・桜塚以来19年ぶりの決勝進出となった。
先発の丸山惇投手(3年)が、三回1死二塁で決勝左前適時打を放ち、9回1失点で完投。「今までやってきたことが無駄じゃなかった。うれしい」と声を弾ませた。
今大会は全7試合に先発。今春近畿大会準V・東海大仰星、15年の代表校・大阪偕星学園に続いて、上宮も破る原動力となった。私立の強豪を倒してきた左腕は「公立はなめられがちなので、そこを正したいという気持ちでやっている。監督も『私立に負けるな』と言ってくれるので」。1990年の渋谷以来となる公立校の夏の甲子園出場を誓った。