横浜2年連続17度目夏切符 増田、大会新4戦連発!

 優勝が決まり、満面の笑みで歓喜の輪に向かう横浜・増田(左)=撮影・中田匡峻 
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 「高校野球神奈川大会・決勝、横浜9-3東海大相模」(29日、横浜スタジアム)

 神奈川大会では、横浜が3本塁打で東海大相模を下し、2年連続の優勝を飾った。今秋ドラフト候補の増田珠外野手(3年)が三回に大会新の4試合連続本塁打となる勝ち越しの左越えソロ。この一発で1大会5本塁打とし、08年の東海大相模・大田泰示(現日本ハム)の1大会個人最多本塁打記録に並んだ。また横浜は今大会チーム14本塁打を記録し、昨年同校が作った大会記録に並んだ。

 最後の瞬間まで、増田はこの夏の主役だった。連覇を決める中飛をその手でつかむと、ガッツポーズで駆けだした。大会タイの5本塁打、大会新の4戦連発締め。「ホントにうれしいです!甲子園でもホームランを打てるように頑張ります!!」。3万観衆の前で、喜びの声を張り上げた。

 同点の三回1死。初球の甘い直球を逃さずに振り切った。左翼中段への勝ち越しソロ。一発攻勢ののろしを上げた。宿敵・東海大相模との決戦で4打数4安打3打点。今大会は25打数15安打の打率6割、5本塁打、11打点と打ちまくった。

 長崎県出身で、中3時はU-15日本代表の4番。「県外の高校でやりたい」と名門・横浜を選んだ。夏の神奈川大会は3年で通算9発。うち8本を放ち「打てる気がする」というハマスタでの試合も、高校では最後。「今までで一番楽しめた」と笑った野球小僧は「長崎から出てきて、名を刻めてうれしい」と感慨を口にした。

 次の舞台は、昨年2回戦で敗れた甲子園。早実・清宮と普段から連絡を取り合う増田は「また試合で相まみえたい」と、30日に決勝を戦う友にエールを送った。清宮が逆方向に放った107号には「あれでいくんだ」と驚きつつ「自分は(準決勝で)右中間に打ちました」とニヤリ。最後の夏、怪物スラッガーに負けない存在感を聖地で披露する。

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