西武、山川V打で6年ぶり9連勝 貯金今季最多15
「ロッテ3-7西武」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
無欲の一振りでヒーローになった。同点の三回1死満塁。西武・山川はフルカウントから石川の甘く入った真っすぐを捉えた。打球は三塁手の頭上を高いバウンドで越えた。「何とか前に飛ばそうという気持ちだった」。勝ち越しの2点二塁打で、6年ぶりの9連勝を呼び込んだ。
今季の12安打のうち、8本が長打。パワーは健在だ。山川が火を付けた打線は、下位の外崎、炭谷、金子侑が3連続適時打を放ち、一気に6点を奪って今季初対戦となったWBC日本代表右腕の石川を打ち崩した。
貯金は今季最多の15。8月1日からは本拠地で楽天、ソフトバンクとの6連戦を迎える。「かすかに上位が見えてきた」と辻監督。最高のチーム状態で2強にぶつかる。