8年ぶり出場の明桜、外野芝でゴロン「空も見ずに帰ったらもったいない」
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「全国高校野球選手権・甲子園練習」(3日、甲子園球場)
8年ぶり出場の明桜(秋田)は、珍しい光景から練習をスタートさせた。
ナイン全員が中堅付近の芝の上に寝転んでリラックス。練習開始を告げるサイレンが鳴り響いても30秒近く上空を見つめた後、各ポジションに散っていった。
今年4月に就任した輿石重弘監督は「楽しもう、いろんなところを見ようということで、私が提案しました。空も見ずに帰ってきたらもったいない」と意図を説明。30分と限られた練習時間の中でも、甲子園の雰囲気をじっくり体感させることを優先した。
ナインの動きにはやはり硬さが見られた様子。それでも、指揮官は「普段やっている練習を甲子園でどれだけできるか比較したかった。僕も含めて慌てたところがあった。ボールから早く目を離したり、カバリングだったり、課題も見つかった」と前向きに捉えていた。