ヤクルト・バレンティンV弾 執念!4点差ひっくり返した

 「ヤクルト7-5巨人」(3日、神宮球場)

 どでかい一発に、ツバメ党は総立ちだ。序盤の4点ビハインドを六回に追い付き、七回1死二塁。ヤクルト・バレンティンが左中間席上段に決勝2ランをたたき込むと、バットを放り投げ、ドヤ顔でゆっくり歩き出した。

 「劣勢から勝ち越した最高の瞬間。ホームランバッターには皆が期待するのは一発。神宮のファンが期待してる結果にしたかった」

 陽気なカリビアンは夏が大好きだ。7月は11本塁打。シーズン60本塁打の日本記録を更新した2013年は、8月にNPB記録の18本塁打をマークした。今季も直近3カードは9試合で8本塁打と量産態勢に入っている。

 杉村チーフ打撃コーチは「今は絶好調で集中力が高い。甘い球を見逃さず、一発で仕留めている」と太鼓判。この勢い、まだ止まりそうにない。

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