中日・岩瀬が950登板、プロ野球歴代最多記録 記念404セーブ目はあっけない幕切れ

9回、マウンドに上がった中日・岩瀬仁紀=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「巨人4-5中日」(6日、東京ドーム)

 中日の岩瀬仁紀投手(42)が九回に登板し、プロ野球歴代最多記録となる950登板を達成した。この回を抑えてセーブがついたが、節目の通算404セーブ目は意外な形でもたらされた。

 この回先頭の中井に対して投げた1球目が記念球となるため、ボールボーイを介して、中日ベンチへ運ばれた。

 中井から三振を奪ったものの陽岱鋼を四球、マギーを中前打で出し、1死一、二塁としてしまう。続く坂本の打球は中堅への大飛球となったが、大島が好捕しあと1人となった。

 ところが、続く阿部への投球をする前に、岩瀬が二塁に送球。マギーの代走で入っていた一塁走者・重信がアウトになった。

 実は重信が、坂本の飛球の際に、二塁を回っていた。捕球後に一塁へ戻った際、二塁を踏まずに通過してしまったため、中日のアピールプレーでアウトが宣告された。

 ヒーローインタビューに呼ばれた岩瀬自身も「ちょっとあっけにとられてるんですけど、終わったのでほっとしています」という幕切れだったが、偉大な記録に変わりはない。「自分がやってることとは思えないですけど、よくここまで来たなと思います」と思いを語った。

 一番の力になったという両親へ「本当にありがとうと言いたいです」と感謝した大ベテランは「苦しい時もいつも応援してくれて、ありがとうございます。次は951(登板)をしっかり頑張ります」と語った。

 従来の記録は米田哲也(阪急、阪神、近鉄)が実働1956年から1977年の間に記録した949登板が最多だった。岩瀬は1999年から2017年の間に記録している。

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