西武山川また打った!勝利引き寄せる8号3ラン「一打席、一球ずつが勝負」

 「西武6-1ソフトバンク」(6日、メットライフドーム)

 自らの勢いを象徴するような打球が高々と舞い上がった。五回に1点を勝ち越し、なお2死一、二塁で、西武・山川穂高内野手(25)が武田の145キロ直球を捉え、勝利を引き寄せる3ランを左中間席に突き刺した。「打った瞬間、入ったと思った。最高の気分」。連勝が13で止まった翌日、チームの再発進を告げる一発だった。

 8月は6試合で22打数11安打、打率5割。5試合連続でマークした打点は14と荒稼ぎしている。絶好調の25歳を支えるのは強い危機感だ。不振のメヒアは5日に出場選手登録抹消。背景には好調な山川の存在があるが、「自分はまだレギュラーじゃない。一打席、一球ずつが勝負」。試合後も隣接する室内練習場での打撃練習に向かった。

 5カード連続勝ち越しを決め、辻監督は「選手を集めて『きのうの試合は誇りに思っている』と伝えるつもりだった。でも、練習の明るい雰囲気を見て、言うのをやめたよ」と笑った。一度は停止した赤い特急が再び動き始めた。

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