巨人・阿部先制V打含むマルチ 2000安打にM4

 「巨人6-1阪神」(8日、東京ドーム)

 自らの偉業へ、そして勝利に向けて「H」ランプをともした。巨人・阿部が先制V打を含む2安打に加え、好守も光り2位・阪神とのカード初戦を勝利に導いた。通算2000安打まで残り4本となった大黒柱は「勝ったのが大きい」と納得の表情を浮かべた。

 好機で第1打席は回って来た。初回1死一、二塁。「ファーストストライクを積極的にいくことができた」と2ボールから岩貞のカットボールを右前へ運ぶ先制適時打とした。三回にはこの日2安打目の右前打。守備でも四回2死一、二塁で大和の一、二塁間へのゴロに飛び込み、一塁へ好送球を見せた。

 躍動する阿部の姿を、この日は入団時の指揮官だった長嶋終身名誉監督も見届けた。「(2000安打は)時間の問題だね。(本拠地での達成は)今のバッティングなら、可能性はある」。今3連戦を終えれば敵地で6試合が続く。東京ドームでのあと2試合で4安打に、恩師は笑顔で太鼓判を押した。

 高橋監督も「本人の気持ちが随分出てると思う。なんとか2試合、ここで試合がありますし、そこで達成してもらいたいと僕らも思う」と思いを込めた。チームも借金を3に減らし、3位・DeNAとは3ゲーム差。大黒柱の記録へのカウントダウンとともに、チームも前へと歩を進める。

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