オリックス・吉田正2連発、T岡田と2度目アベック 最強1、2番だ
「オリックス12-6西武」(京セラドーム大阪)
オリックスの超重量1、2番が西武特急の快進撃にブレーキをかけた。
まずは1番・T-岡田が、初回に十亀の140キロを右中間スタンドに運ぶプロ初の先頭打者弾。これをきっかけに安達の三塁打、中島の2本の適時打に代打・小谷野の満塁走者一掃の二塁打と、これまで「あと1本」に苦しんできた打線からウソのように適時打が飛びだした。
それでも追いすがる西武打線。ならばと2番・吉田正だ。五回1死一塁では田村の直球を強引に振り抜き、右中間5階席に飛び込む特大の2ランにすると、続く七回の打席ではライナーで右翼席に突き刺す2打席連発でトドメを刺した。
通算3度目、今季2度目のTYアベック弾。破壊力なら12球団No.1の1、2番コンビが機能し、今季7度目の3連勝。福良監督は「T-岡田の出塁率と調子のいい者から並べた。このまま行く?そうなるでしょうね」と継続を示唆した。
T-岡田は「たまたまです。立ち上がりは先発投手も不安なもの。なるべく出塁できるように心掛けたい」と言えば、吉田正は「走者を置いて回ってくることが多くなるので、しっかり仕事ができるように」と話した。3位・西武は13差とまだまだ遠いが、逆襲の形は整った。