土浦日大、31年ぶり出場も白星飾れず レギュラー5人が2年生「来年に」
「全国高校野球選手権・1回戦、松商学園12-3土浦日大」(9日、甲子園球場)
31年ぶり3度目の出場となった土浦日大(茨城)が松商学園(長野)に敗れ、初戦敗退となった。
土浦日大は投手陣がつかまり、主導権を握れなかった。先発したエースの富田卓(2年)は初回に3連打を浴び、先制点を献上。二回には2安打と四球で1死満塁とし、二ゴロの間に1点を追加された。四、五回にも1点を奪われリードを広げられるなど、守備でリズムを作れなかった。5回4失点で一度マウンドを降り、一塁の守備に就いた。
六回から、2番手・井上莞嗣(2年)が登板。だが、勢いのついた松商学園の打線を止めることができず、8回途中7失点。1-10となった八回2死二塁の場面で再び富田がマウンドへ。左前適時打で1点の加点を許したが、後続を抑える踏ん張りを見せた。
1-11の八回には打線が奮闘。安打と失策で1死二、三塁とすると、一邪飛で捕球した一塁手がカメラマン席へ倒れ込む間に1点を返した。なおも2死三塁。3番の関根一沙外野手(3年)が右翼へ適時二塁打を放ち、3点目をもぎ取った。だが、反撃はここまで。巻き返すことはできなかった。
小管勲監督は「向こうの打線の方が一枚上だった。点差を離されても諦めない姿勢をみせていたので、その辺は評価したいと思います。2年生が主体のチームなので、これを糧にして秋、夏と頑張ってもらいたい」と話した。
レギュラーのうち、バッテリーを含めた5人が2年生のチーム。「この負けを来年につなげていきたい」と富田。必ずリベンジを果たしに、聖地へ帰ってくる。
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