新人に強いDeNA! 戸柱2戦連発 ヤクルト・梅野攻略で連敗脱出
「ヤクルト2-7DeNA」(9日、神宮球場)
新人右腕にダメージを与える効果的な攻撃で、DeNAが連敗を3で止めた。「チームが一つになって戦った勝利」と称したラミレス監督。その中で「一気にチームに勢いを持ってくることができた」と話したのが、戸柱の一打だ。
二回1死一塁。戸柱がプロ初先発のヤクルト・梅野のカットボールを捉え、2試合連発となる右翼席への先制2ランを放った。
「スコアラーからいい直球を投げると聞いていた」と戸柱。だからこそ「一番自信を持っている球を打てば動揺する」と直球系に狙いを絞った。狙い通り、続く三回に梅野の5四球に2暴投という大乱調を誘い、無安打で2点を奪って見せた。
今季の新人投手との初対戦は5勝1敗。徹底した攻撃がデータの少ない相手の攻略につながっている。そして100試合を経過して貯金があるのは07年以来10年ぶりだ。「非常にいい試合だった」というラミレス監督の言葉に、日々たくましくなるチームへの手応えがにじんだ。