横浜・増田プロ志望表明「小さな子供に夢を与えられる選手に」
「全国高校野球選手権・1回戦、秀岳館6-4横浜」(11日、甲子園球場)
今春選抜大会まで3季連続4強の秀岳館(熊本)は13安打と打線がつながり、横浜(神奈川)を6-4で退けた。
元気いっぱいの笑顔で高校野球を終えた。初戦で聖地を去ることになっても、今秋ドラフト候補の横浜・増田珠外野手(3年)は「やりきったなという思いで一杯」とすがすがしい表情を浮かべた。
主砲として反撃の流れは作った。4点を追う五回先頭で中前打。三盗も決め、後続の右犠飛で生還した。だが、2点を追う九回2死からは左飛で最後の打者に。「あのアウトも一生の思い出になるのかな」と振り返った。
長崎から横浜に進んで2年余り。今年3月から神奈川で暮らし、最後の夏を見守った母・美穂さん(43)とは「最後まで笑顔で泣かない」と約束していた。「プロを目指してやっていきたい。小さな子供に夢を与えられる選手になりたい」。次の目標へ、増田は笑顔でスタートを切った。