元近鉄、阪神の天理・中村監督「2年目の私がどこまで挑めるか…」 阪口監督を意識

初戦を突破しナインと共に応援団にあいさつを終えベンチに戻る天理・中村監督(左から3人目)=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、天理6-0大垣日大」(13日、甲子園球場)

 天理(奈良)が3回戦へ進出した。1986年夏の甲子園優勝時の主将で、プロ野球の近鉄、阪神でプレーし、2015年秋から指揮を執る中村良二監督(49)は、春夏通して甲子園初さい配で初勝利となった。以下、試合後インタビューの一問一答要旨。

 -初勝利。

 「ありがとうございます」

 -今の思いは。

 「校歌が歌えてすごくうれしいというか、選手に感謝のひと言ですね」

 -相手の大垣日大(岐阜)を率いるのは経験豊富な阪口慶三監督ということもあった。

 「(意識が)すごくありまして…。名将というか、ベテラン監督なので、2年目の私がどこまで挑めるかという思いで今日は来たんですけど…。僕が思う以上にピッチャーもそうですし、打線も数少ないチャンスを生かして戦ってくれたので、本当にいい結果が出ました」

 -坂根投手をはじめ、攻撃陣、守りで、監督が伝えてきたことを出してくれたのでは。

 「できすぎなくらい出してくれまして。常に守りから入ってリズムを作って攻撃に移ろうと。先制、中押し、ダメ押しを3イニングに分けて1点ずつでも取ろうという野球をやってきて。その野球をこの初戦からできたので、本当に彼らがすごいなと思います」

 -坂根投手をベンチからどう見ていたか。

 「任せた以上は僕は笑っているしかないので。『いけるか、いけるか』とベンチに帰ってくるごとに聞くと、大丈夫ですと8回言っていきましたので。キャッチャーの城下がしっかりリードしてくれたので、ある意味安心して見ていられました」

 -守りのタイムを九回に取っていたが。

 「27のアウトを取るのに何があるか分からないので、6点目もうちがスクイズして取ったように、守備の方もしっかり落ち着いて野球をやった方がいいよ、というのを言いにいきなさいということで伝令を出したら、みんな落ち着いて、最後はゲッツーで締めてくれた。本当にいいタイムになってたんだなと思います」

 -手応えがあるのでは。

 「想像以上のできというか、思った以上に彼らが頑張ってくれたので100点満点ですね。100点満点ですね。今日は」

 -3回戦へいい形で入れるのでは。

 「同じ近畿勢になるんですけど、しっかり自分たちの野球をやれるように、しっかり調整して、その日を迎えられるように頑張りたいと思います」

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