神村学園サヨナラ勝利、50メートル5秒9の俊足がホームイン

6回神村学園2死一、三塁、右越え2点三塁打を放つ田中祐=甲子園(撮影・持木克友)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、神村学園3-2京都成章」(14日、甲子園球場)

 5年ぶり出場の神村学園(鹿児島)が接戦を制し、サヨナラ勝ちで初戦を突破。6番・田中祐大内野手(3年)が巧打と快足で勝利に貢献した。

 1点を追う六回1死一、三塁から右越えに逆転の2点適時三塁打。同点に追いつかれた九回は先頭打者として一塁内野安打で出塁すると、最後は1死二、三塁から三塁線への緩いゴロに猛然とスタート。本塁はクロスプレーとなったが、50メートル走5秒9のスピードを生かし、決勝点をもぎ取った(記録は三塁内野安打)。

 2安打2打点で全得点に絡む働き。サヨナラの直後には、足をつる場面もあった田中祐は「緊張した場面で打てたことはうれしいし、チームが勝てたのがうれしい。最後はゴロゴーのサイン。自信はなかったけど、思い切りいきました」と声を弾ませた。

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