秀岳館のプロ注目左腕・川端は涙も「この高校に来て良かった」

 「全国高校野球選手権・2回戦、広陵6-1秀岳館」(17日、甲子園球場)

 秀岳館(熊本)は終盤に突き放され、4季連続の4強入りはならなかった。

 プロ注目の最速148キロ左腕・川端健斗投手(3年)は七回途中7安打3失点で降板。四回には暴投で先制点を、七回には投前スクイズを捕球し損ねて(記録は内野安打)勝ち越し点を献上し「自分のミスで点が入った。チームに申し訳ない」と責任を背負った。

 投球に関しては「今までやってきたことを全部出せた。悔いはないです」と言い切った川端。しかし、退任する鍛治舎巧監督への思いを問われると、何度も声を詰まらせ「自分をここまで成長させてくれた。この高校に来てよかったと思う」と涙をぬぐった。

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