秀岳館・鍛治舎監督、晴れやか退任 「夢のような3年間でした」

 「全国高校野球選手権・2回戦、広陵6-1秀岳館」(17日、甲子園球場)

 秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督(66)のラストゲームが終わった。開幕前に今大会限りでの退任を発表。全国制覇を狙った最後の夏は2回戦で幕を閉じた。「夢のような3年間でした」。甲子園に4度出場し、3度の4強入りを果たした監督生活を振り返った。

 2014年4月に「3年で全国優勝」という目標を掲げて就任。今春まで3季連続甲子園4強の強豪に成長させた。昨春は熊本地震に見舞われ、今年は熊本大会準決勝の前に体調を崩して入院するなど、さまざまな困難を乗り越えた。「全国制覇」の目標は果たせず「残念です」。それでも「悔いはあるが、やりきった思いもある」と笑みがあった。

 今春のセンバツ前に一度退任の話が浮上しても「3年生を最後まで見る責任がある」と指揮を執り続けた。今後について、鍛治舎監督は「監督はしない」と明言するが、学校に残るかは未定。一つの区切りを迎えても「甲子園は、また帰ってきたい場所」と野球への情熱は尽きていなかった。

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