花咲徳栄 強力打線で初の聖地3勝 プロ注目・西川が3安打3打点
「全国高校野球選手権・3回戦、花咲徳栄10-4前橋育英」(19日、甲子園球場)
壁を破ったのは、主砲のバットだった。花咲徳栄(埼玉)のドラフト候補・西川愛也外野手(3年)が3安打3打点。同校春夏9度目の聖地で初の3勝を挙げ「1つ上の先輩(2勝)の結果を上回りたいと思っていた」と喜んだ。
初回は、左腕・丸山から左中間への先制適時三塁打。四回は最速149キロ右腕・皆川から、右翼への適時二塁打で追加点をたたき出した。昨夏は今井(現西武)を擁した作新学院に3回戦で敗戦し、150キロ級の剛腕攻略には長打力が不可欠と痛感。昨冬はチームで重さ10キロのハンマーを振り下ろすトレーニングで鍛えてきた。
今大会は3戦39安打28得点という打線の充実ぶり。「破壊力を中心にやってきたので」とうなずいた西川は「ここで終わらず日本一を目指してしっかり勝ちたい」と誓った。