広陵・中村 清原超え新記録6本塁打 塁打数、打点も大会新
「全国高校野球選手権・準決勝、広陵12-9天理」(22日、甲子園球場)
広陵(広島)の中村奨成捕手(3年)が初回、1死二塁で先制2ランを放ち、1985年にPL学園・清原和博が記録した1大会最多5本塁打に並んだ。さらに3-4の五回、先頭で打席に入ると、左翼へソロを放ち、大会新記録となる6本塁打とした。
七回、2死満塁の打席では走者一掃の左翼線三塁打を放った。九回には2死二塁の場面で中前適時打。
これで1大会個人塁打数も「38」となり、これまで最多の「28」(09年、中京大中京・河合完治)を大きく更新。さらに1大会最多打点記録も「17」に更新した。
中村の本塁打は3回戦・対聖光学院以来2試合ぶりで、1試合2本塁打は1回戦・対中京大中京以来。衝撃的な2発で、32年ぶりに大記録を塗り替えた。
◆中村の今大会打撃成績
1回戦・対中京大中京 5打数4安打、2本塁打(いずれも右翼)
2回戦・対秀岳館 4打数3安打、1本塁打(左翼)
3回戦・対聖光学院 4打数2安打、1本塁打(左翼)
準々決勝・対仙台育英 5打数2安打