U18清宮、木製バットで逆風も柵越え11発「よく飛んでいた」 髪も伸びた
野球のU-18W杯(9月、カナダ・サンダーベイ)に出場する高校日本代表20人のうち、甲子園で4強入りし、決勝に進んだ広陵・中村奨成捕手、花咲徳栄・清水達也投手(ともに3年)の2人を除く18人が22日、千葉県内のグラウンドで練習を開始。歴代最多タイとなる高校通算107本塁打の早実・清宮幸太郎内野手(3年)も参加した。
2年ぶりにチームJapan入りした清宮は木製バットによる初日のフリー打撃では、両翼99メートル、中堅121メートルのグラウンドで右翼から左翼方向へ強めの風が吹く中、約65スイング中、右方向へ11発の柵越えホームラン。ほかにも外野フェンス際の打球を連発していた。
清宮は「ちょっと詰まった感じはあったが、よく飛んでいた。体もなまった感じはなくいい感じだった」と、感触を振り返った。
甲子園で準決勝が行われたこの日、午後2時20分過ぎにU-18日本代表選手を乗せたバスがグラウンドに到着すると、選手たちは監督、コーチ、関係者らに続いてバスを降り、清宮は最後から2番目に外へ姿を現して脱帽。やや伸びた髪の毛はもみあげ付近にアクセントが施してあった。
清宮は練習後、7月30日の西東京大会決勝以来となる報道陣への取材に対し、毛髪のことを指摘されると、「ちょっと大人な感じですかね、ハハハ」とはにかみながら答えていた。
代表20人は以下の通り。※は今夏の甲子園出場選手。
【投手】
※木更津総合・山下輝(3年)※花咲徳栄・清水達也(3年)日大三・桜井周斗(3年)※中京大中京・磯村峻平(3年)※大阪桐蔭・徳山壮磨(3年)福岡大大濠・三浦銀二(3年)※秀岳館・川端健斗(3年)※秀岳館・田浦文丸(3年)
【捕手】
※広陵・中村奨成(3年)福岡大大濠・古賀悠斗(3年)
【内野手】
※仙台育英・西巻賢二(3年)東海大市原望洋・鯨井祥敬(3年)早実・清宮幸太郎(3年)日大三・井上大成(3年)履正社・安田尚憲(3年)報徳学園・小園海斗(2年)
【外野手】
※前橋育英・丸山和郁(3年)※横浜・増田珠(3年)※中京大中京・伊藤康祐(3年)※大阪桐蔭・藤原恭大(2年)