DeNA新人の尾仲、3連発呼び込む好投でプロ初星「実感があまりない」

お立ち台で絶叫する(左から)尾仲、筒香、ロペス、宮崎(撮影・棚橋慶太)
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 「DeNA6-5広島」(22日、横浜スタジアム)

 クリーンアップ3連発を呼び込む好投だった。DeNAのドラフト6位ルーキーの尾仲祐哉投手(広島経済大)が、首位広島を2回無安打無失点でプロ初勝利を挙げた。

 3連発のクリーンアップとともにお立ち台に上がったルーキーは「実感があまりないので、なんともいえないです」と初勝利に戸惑っていた。

 4点ビハインドの八回に4番手として登板。プロ6試合目の登板は初の本拠地・横浜スタジアムのマウンド。八、九回の2回をパーフェクト投球で力を示した。「ここで投げることを目標にやってきたので、ここで投げることができて良かったです」と地元ファンの前で躍動した。

 150キロの直球とスライダーを武器に「自分は0に抑えることをずっと心に誓っているので、流れもそうですし、自分のテンポで投げるのを意識して投げました」と投球を振り返った。

 八回に嶺井の一発、そして3点差の最終回には筒香の2ラン、ロペスの同点ソロ、そして宮崎のサヨナラ弾で勝ち投手になった。新人右腕の投球にラミレス監督も「勢いをうちにもたらした」とたたえた。

 昨年まで広島の町で4年間過ごした。25年ぶりリーグ優勝で盛り上がる“地元チーム”の活躍を肌で感じていた尾仲は、その首位広島に勝ってプロの第一歩を踏み出した。

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