ハマの奇跡!DeNA逆転サヨナラ3連発 筒香!ロペス!最後は宮崎!
「DeNA6-5広島」(22日、横浜スタジアム)
誰もが想像していない結末が待っていた。敗色濃厚の展開。だが、土壇場で横浜の夜空に咲き誇った3本の大輪の花が、DeNAに劇的な勝利を運んできた。
3点を追う九回無死一塁で、まずは筒香だ。広島先発・野村の外角シュートを捉えた。右翼席上段の看板を直撃し、自身4年連続の20号が奇跡の序章となる2ランとなった。
「ベンチでも『何としても行こう』という声が出ていた。こういう試合はなかなかない」と筒香。さらに代わった守護神・今村から、続くロペスが左翼へ同点ソロ。場内の興奮が冷めやらない中で、最後は「めっちゃ緊張しました」という宮崎が左翼へたたき込む。
中軸の3連発でサヨナラ勝ち。ラミレス監督も「今年一番のエキサイティングな試合。クリーンアップの3連発は見たことがない」と大興奮。前カードで4位・巨人に3連敗していただけに「今年のターニングポイント」と勝利を喜んだ。
野村の内角攻めに苦しんでいた筒香も「(3打席目までは)打ちたい、何とかしたいというのがあった。ひとつ冷静になって打席に入った。(3連敗で)ズルズル行きそうな感じもあったが、みんなで踏ん張って勝てた」と話す。DeNAがまた強くなった。