広陵・中村、決勝で個人主要打撃記録独占“6冠”の可能性も
「全国高校野球選手権・準決勝、広陵12-9天理」(22日、甲子園球場)
広陵(広島)の中村奨成捕手(3年)が初回、1死二塁で先制2ランを放ち、1985年にPL学園・清原和博が記録した1大会個人最多5本塁打に並んだ。さらに3-4の五回、先頭で打席に入ると、左翼へソロを放ち、大会新記録となる6本塁打とした。
この試合は5打数4安打7打点の大暴れ。今大会17打点、38塁打とし、この2部門でも大会記録を更新した。
準決勝で3つの新記録を打ち立てた広陵・中村は、1大会個人打撃記録の主要部門を独占する可能性もある。
決勝が3打数3安打で、打率は従来の記録を上回る。最多安打にはあと3。最多二塁打にもあと2。決勝で4打数4安打3二塁打なら、個人記録単独“6冠”となる。
【中村の今大会打撃成績】
5試合23打数16安打 打率・696
6本塁打
17打点
4二塁打
38塁打
初戦から3回戦まで3試合連続本塁打
【従来の大会記録】最多本塁打=5 PL学園・清原和博(85年)
最多打点=15 大阪桐蔭・萩原圭悟(08年)
最多塁打=28 中京大中京・河合完治(09年)
最多連続試合本塁打=3 清原ら7人
最高打率=・727 津久見・古閑憲生(88年)
最多安打=19 松山商・水口栄二(86年)
最多二塁打=6 東海大相模・杉崎(15年)ら3人