DeNA3夜連続のサヨナラ勝ち 倉本のラッキー内野安打で57年ぶりのミラクル劇
「DeNA5-4広島」(24日、横浜スタジアム)
DeNAが3夜連続のサヨナラ勝ち。4-4の九回2死から代打・後藤の右翼フェンス直撃の二塁打と倉本の二塁適時内野安打でサヨナラ勝ちした。
倉本の打球は小フライで二塁手・菊池の前に上がり、菊池はハーフバンドで処理しようとしたが、バウンドが変わって後ろへ抜けた。これを見た代走・高城はホームを目指しダッシュし、ヘッドスライディングで劇的ホームイン。3夜に渡る“ハマスタ劇場”にDeNAファンは歓喜。対照的に真っ赤に染まった広島ファンは悪夢を見ているような表情だった。
DeNAの3試合連続サヨナラ勝ちは初優勝し、日本一となった大洋時代の1960年(昭和35年)以来57年ぶりのミラクル劇となった。
DeNAは0-1の初回、1死二、三塁からロペスの三ゴロで1点。1-4の六回はロペスの3試合連発となる左越え26号ソロで1点。七回は梶谷の左中間16号ソロで1点差に迫ると、八回は筒香の右前適時打で同点に追いついた。
先発・今永は5回7安打4失点。
サヨナラヒーローとなった倉本は、「2試合いい流れで来たので、乗り遅れないでよかった。(打球の感触は)最高でした。ラッキーと思いました。ピッチャーもいい流れできたので、気持ち良く打席に入りました」などと喜びを表した。
広島は3連敗でマジックが消滅。初回は松山の中前適時打で1点を先制。1-1の二回は田中の中前適時打と菊池の左中間適時二塁打で2点を勝ち越し。五回は新井の右中間適時二塁打で1点を追加したが、3日連続で逆転によるサヨナラ負けを喫した。先発・中村祐は7回6安打3失点。