ロッテ井口ラストヤフオクは3打数1安打 和田1500奪三振の相手に

試合後、和田(左)と握手を交わす今季限りでの引退を表明している井口
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 「ソフトバンク3-0ロッテ」(27日、ヤフオクドーム)

 今季限りでの現役引退を表明しているロッテ・井口資仁内野手が1997年から2004年まで所属したダイエーの本拠地である、ヤフオクドームでのラストゲームに「4番・DH」でスタメン出場。かつての同僚・和田毅投手から二回に左前打を打つなど3打数1安打だった。

 井口は四回の第2打席では空振り三振。偶然にもこれが和田の通算1500奪三振となった。「自分が入団した年に井口さんがセカンドを守っていらして、ヒット、タイムリー、ホームランと打っている印象しかない。最後の対戦ということで全力で、できるときは真っすぐで勝負した。入団15年で少しは成長したところを見せることができたかなと思います」と和田は話した。

 メモリアル三振を奪った相手が井口だったことについては「狙ってはいない。まさか井口さんから奪えるなんて夢のようです。一生記憶に残る三振になりました」と振り返った。

 井口は試合後、グラウンドに出て、まずはロッテファンの待つレフトスタンド前であいさつ。続いてソフトバンクファンの陣取るライトスタンド前に走って移動して古巣ファンにあいさつした。両軍ファンからの温かい拍手が球場を包んだ。

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