巨人・井端氏 侍コーチ浮上 豊富な代表経験で稲葉監督サポート
野球日本代表「侍ジャパン」の新コーチに、巨人・井端弘和内野守備走塁コーチ(42)が候補として挙がっていることが28日、分かった。7月に就任した稲葉篤紀監督(45)の初陣となる11月開催の「アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」で、豊富な代表経験を持つ頼もしい男が新監督を補佐する。
世界を知る男に侍首脳陣の白羽の矢が立った。井端コーチは現役時代の03、07年に五輪予選メンバーとしても代表入り。13年WBCでは大会ベストナインに輝く活躍を見せた。
15年に現役引退後は巨人のコーチに就任し、指導者としての経験も積んだ。代表と指導者としての経験値を併せ持つ井端コーチは、まさに「新生侍ジャパン」を支える、うってつけの存在といえる。
この日の日本野球協議会幹事会終了後、侍ジャパン強化本部長の山中正竹氏は「多くの人に選手を見てもらいたい」と11月のコーチ陣の人数は五輪での3人という枠にこだわらない方針で、3年後に稲葉監督を支える人材を見つけたい考えだ。
日本ハム・金子誠打撃コーチ、元日本ハム・建山義紀氏や、17年WBCでコーチを務めた巨人・村田善則バッテリーコーチらも候補。多様な経験値を備えたスタッフで、悲願の金メダルへの礎を築く。