プロ野球選手会、巨人・山口俊の契約見直しへの抗議について説明
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が29日、都内で行われた。
会議後、同選手会の森忠仁事務局長が取材に応じ、28日に酒に酔っての暴力トラブルを起こした巨人・山口俊投手(30)の契約見直しを不当とした巨人への抗議、コミッショナーと12球団実行員会への再調査要請の件について説明した。
山口本人は騒動発覚後から処分を受け入れる姿勢とした上で、今回の選手会の行動について森事務局長は「個別というより、全体のFAに関する契約見直しもあり、ちょっと放っておけないというのもあった」とした。
選手会側は、巨人が山口俊と結んだ複数年契約の契約年数が短縮されたことを問題視し「FAを苦労して取って契約交渉した中で、それを見直されるのはひどいという感覚は(他の選手も)みんな持っている」と主張した。
12球団の実行委員会は、9月4日に行われる同委員会で選手会の要望が報告される予定。森事務局は今後について「コミッショナーと実行委員会の対応を見て、選手会は選手会の判断していくことになる」と話した。