楽天-西武戦、鳥の集団襲来で試合再開できず 照明を消す珍事
「楽天8-8西武」(30日、Koboパーク宮城)
鳥の集団がグラウンドを飛び回り試合再開が遅れた。
八回に西武の攻撃終了後に雨が強くなり中断した。グラウンドにはシートがかぶせられたが、その後小降りになりシートが外され、試合再開に選手がグラウンドに出たが、鳥の集団がグラウンド上空を低空飛行した。
係員が笛を吹いて鳥を逃がそうとするが、なかなか逃げない。バックスクリーンでは花火を打ち上げ対策をとったが、なかなか効果を上げることができず、守備についていた西武の選手はベンチに引き揚げ、照明を消して鳥の退散を待つことになった。
真っ暗な球場にドローンまで飛ばして鳥の大群の撤退を待った。雨のため中断して40分がたったころ、鳥の集団がいなくなったことで照明のスイッチを入れたが、試合のできる状態になるまで約10分を要すということだった。
結局、58分の中断後に試合再開。4点を追う楽天が八回に一挙4点を奪い同点。その後雨脚が再び強くなり、八回終了後に降雨コールドゲームとなった。
過去には1976年6月4日に大阪球場で行われた南海(現ソフトバンク)-太平洋(現西武)戦で渡り鳥の襲来のために試合が8分間中断。セ・リーグでも2例ある。