鳥襲来で照明消す珍事 過去には蛇が設備に入り込み照明が消えるアクシデントも

 鳥の大群がグラウンドを低空で旋回し、身をかがめて避ける西武の二塁手浅村
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 「楽天8-8西武」(30日、Koboパーク宮城)

 鳥の集団がグラウンド上を飛び回り照明を落として試合再開が遅れる珍事が起きた。過去には停電や故障などで照明が消えた例は数多くある。

 中でも珍しいのは蛇が照明設備に入り込み照明が消えるハプニングもあった。35年前の1982年7月8日、岡山県営球場で行われた広島-阪神戦だ。七回表の阪神の攻撃中、広島・古沢憲司投手が先頭の佐野仙好外野手へカウント3-2から6球目を振りかぶって投げようとした瞬間に停電して6基の照明灯が一斉に消えた。

 水銀灯が明るさを取り戻すのを待って18分後に試合が再開された。古沢の6球目は当時の野球規則五・一〇の「プレーの進行中にライトの故障が生じたとき、その瞬間完了されていないプレーは無効とする」に当てはまり、無効となった。

 鳥にまつわる中断は、最近では2016年5月8日、阪神-ヤクルト戦(甲子園)の六回裏、阪神の攻撃中に上空の鳥が魚と思われる異物をグラウンドに落とし撤去のため中断となった。また、1976年6月4日に大阪球場で行われた南海(現ソフトバンク)-太平洋(現西武)戦では、渡り鳥の襲来のために試合が8分間中断している。

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