オリックス金子、完投で3年ぶり10勝 「無理言って」110球2失点
「ロッテ2-7オリックス」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
最後はぺーニャをこの日最速の148キロ直球で見逃し三振。オリックス・金子が完投で自身3年ぶり7度目となる2桁勝利を挙げた。
九回は志願して登板した。前回23日の日本ハム戦では勝利投手の権利を得ながら、六回に右足の張りを訴え降板。ブルペンとチームに迷惑を掛けた恩返しがしたかった。
「今日は無理言って投げさせてもらいました。ここ最近完投していないし、ルーキーの山岡がこの間完封して、僕がしないわけにはいかないので。向こうは完封なんで、ランクが違いますけど」
リーグ最多タイの5完投はエースの意地だ。一方で2桁勝利には「全く気にしてない。結果的に付いてきた。それに関して感想はない」と言う。
チームにとっては大きい。福良監督は「今日は金子らしい投球でした。十分ですね」と絶賛した。これで8月は12勝11敗。2カ月ぶりの月間勝ち越しに王手をかけた。