DeNA・飯塚 プロ初勝利 6度目挑戦実った「救世主になる」
「中日3-6DeNA」(30日、ナゴヤドーム)
6度目の挑戦でつかんだプロ初勝利の味は格別だった。高卒3年目のDeNA・飯塚悟史投手は「素直にうれしいです」と白い歯を見せ余韻に浸った。
ひるむことなく相手に挑んだ。内角をグイグイと攻め、フォークを効果的に使って5回2/3を3安打1失点に抑えた。ラミレス監督を「やっとこの時が来た」と喜ばせた。ウイニングボールは応援し続けてくれた両親に「あげたいと思います」と右腕は、はにかんだ。
試合後のロッカーでは母校・日本文理高の校歌が流れ、同僚に拍手で祝福されて思わず懐かしい歌を熱唱した。プロの第一歩を踏み出した将来のエース候補は、「後半戦のチームの救世主となれるような役割を果たせたらと思います」と力強い口調で誓った。