巨人 田口で待望の貯金 広島キラーだ!7回1失点
「巨人3-1広島」(31日、東京ドーム)
鯉キラーぶりを発揮した。巨人・田口が7回4安打1失点で12勝目。チームを5月26日以来、待望の貯金生活に導いた。「絶対に勝つんだと挑みました。貯金を作るまでが大変でしたが、これから増えていくと思います」。頼もしい左腕に、ファンの大歓声が降り注いだ。
内外角を丁寧に投げ分けた。五回まで二塁も踏ませず、失点は六回に浴びた磯村のソロのみ。四死球はなく、球数は100球。王者相手でも安定感は揺るがず、今季の広島戦は4勝1敗となった。
6月3日のオリックス戦で2敗目を喫してから8連勝。「貯金を作れる投手がいい投手だと思ってやってきました」。12勝2敗で、自身の貯金は10。勝率・857は堂々のリーグトップだ。
1日から、2・5ゲーム差で追う3位・DeNAとの3連戦。田口が作った流れを、エース・菅野が引き継ぐ。高橋監督は「一つも負けられない状況。まず明日、勝てるように」と、表情を引き締めた。