西武・栗山 地元で勝ち越し二塁打含む3安打「神戸っ子ですので活躍できてうれしい」
「オリックス2-7西武」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
西武ががっちり2位をキープした。「5番・左翼」で4試合ぶりに先発出場した神戸市出身の栗山巧外野手が、勝利の立役者となった。勝ち越し適時二塁打を含む3安打、地元神戸で“今季最終戦”で躍動した。
1点を追う三回、山川の適時打で同点に追いつき1死一、三塁から打席に立った。初球の外角直球を左翼線に勝ち越しの適時二塁打を放った。
「神戸っ子ですので、活躍できてうれしいです。たくさんのファンの方たち、子どもたちも来てもらって力になりました」
球場近くで生まれ育った。この日は地元の小寺少年団野球部の後輩たちをはじめ、関係者が多数応援に駆けつけていた。そんな中での活躍だった。
高校卒業後に神戸を離れ西武の主軸として活躍を続けるが、今季は打率が・250を切り苦しんでいる。二回の1打席目の左前打は、8月24日・ソフトバンク戦の3打席目で二塁打を放って以来、13日、9打席ぶりの安打。後輩たちの声援を受け五回にも中前打を放ち猛打賞を記録した。
三回の勝ち越し打でチームに活気を呼んだ。続く呉、外崎、岡田も連続適時打で一挙5点を奪った。「ボクがたまたまヒーローきましたけど、みんながヒーローきてもいいくらい活躍できてますんでほんとに強力打線やなと思います」とナインの活躍を喜んだ。
チームは1分けを挟んで3連勝で3位楽天を1・5差に突き放した。「もっともっと勢いづいて上を目指せるように力を合わせて頑張りたい」とヒーローは力強く言った。