ロッテ涌井が6年ぶりの完封勝利「良かった」 日本ハムは散発5安打で3連敗
「ロッテ3-0日本ハム」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの涌井秀章投手が今季5勝目(9敗)を2011年以来、6年ぶりの完封で飾った。
初回から五回まで毎回走者を許すも、尻上がりに調子を上げ、六回以降は安定した投球を披露。九回にはこの試合、最速の150キロを記録した。
結局、120球を投げ、日本ハム打線を散発5安打に抑え、7奪三振、1四球での完封。2014年にロッテに移籍した涌井にとっては、西武時代の2011年5月25日の広島戦(マツダスタジアム)以来の完封勝利となった。
お立ち台に上がった頼れる右腕は、「涼しかったので徐々に身体が温まっていった。普通の1勝。自分にしては良かったなと。ファンの方々もそろそろ点を取られると思って見ていたんじゃないかな」とあまり表情を変えることなく語っていた。
打線は三回に荻野の左越え5号ソロで先制。六回には1死一塁から角中が中越え適時三塁打を放つと、七回には四球と相手失策で1死一、三塁とし、鈴木の中犠飛で1点を加えた。
先制本塁打が決勝弾となった荻野は、「満員のファンに勝利を届けることができて本当に良かった。ワクが頑張って投げていたので早く点を取ってあげたかった」とファンとともに「ビバ!ロッテ」と大連呼していた。
日本ハムの先発加藤は6回2/3を7安打3失点で6敗目(5勝)。チームも3連敗となった。