藤原&小園の2年生コンビ2人で5安打
「U-18ワールドカップ・1次リーグB組、メキシコ1-10日本」(1日、カナダ・サンダーベイ)
野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は開幕し、日本は1次リーグ初戦でメキシコに快勝した。1番・藤原恭大外野手と9番・小園海斗内野手の2年生コンビが、打線をけん引した。本領発揮は二回だ。1死一、二塁から小園が中前打で好機拡大。続く藤原が左翼線への先制適時二塁打で満塁の走者を一掃した。
「調子がいいので自然と逆方向の形になっている」と価値ある一打を振り返った切り込み隊長。中学時代のチームメート同士で挙げた日本の今大会初得点に「9番と1番なので、自分たちで作っていこうと話していた」と胸を張った。
小園は四回にもセーフティーバントを決めるなど3安打。チーム初安打を含む2安打の相棒に負けない存在感を示し「中学の時みたいにやっている。緊張はしない」と頼もしい。
チーム11安打のうち、2人で5安打を記録。メキシコのエストラダ監督も「2人に大きなダメージを食らったよ」と感服する活躍。複数のメジャースカウトが真っ先に名前を挙げるインパクトを残した藤原は「このまま勢いに乗って優勝を目指したい」と宣言した。