立命大・東13K完投 大学No.1左腕を10球団が視察
「関西学生野球、立命大3-1近大」(3日、わかさスタジアム京都)
立命大は近大に3-1で勝ち、京大は同大との接戦を制して、ともに1勝1敗とした。立命大は、今秋ドラフト1位候補の最速152キロ左腕・東克樹投手(4年・愛工大名電)が、9回1失点(自責点0)で完投。13三振を奪う快投で勝利へ導いた。
大学No.1左腕の実力を見せつけた。東はこの日最速148キロの直球と、変化球を丁寧に制球。13三振を奪い、今春王者・近大をねじ伏せた。
8月は大学日本代表として、ユニバーシアード夏季大会(台湾)に出場。エース格として活躍し、世界一に貢献した。ただ、帰国したのは8月31日。「疲れは取れていないけど、この試合は落とせないので」。志願してマウンドに立ち、対戦成績を1勝1敗とした。
スタンドでは阪神、巨人など10球団16人のスカウトが視察。オリックス・長村球団本部長は「即戦力になる。左ではトップレベル」。今秋ドラフト1位候補のJR東日本・田嶋大樹投手と遜色ない評価を与えた。疲れが取れれば、どんな投球を見せるのか。期待が膨らむ快投だった。