3連投の田浦、4回無安打無失点9奪三振「一回でつぶれてもいいと思って投げている」
「U-18W杯・1次リーグB組、日本3-1オランダ」(4日、サンダーベイ)
日本が逆転勝ちで3勝1敗とし、2次リーグ(スーパーラウンド)進出を決めた。2番手で登板した田浦文丸投手(3年・秀岳館)は、4回無安打無失点、9奪三振の力投で勝利に貢献した。
逆転した直後の六回に登板すると先発の徳山壮磨投手(3年・大阪桐蔭)から安打を記録している3番ジュリアナ、4番アポステルの2人を連続三振。直球と多彩な変化球を武器に後続も打ち取った。僅差の試合にも度胸満点の投球は、オランダ打線を寄せ付けなかった。
「みんなが3点とってくれたので、しっかり抑えようとマウンドに上がりました。いいピッチングできたのかなと実感しています」と満足そうに振り返った。アメリカ、カナダ戦に続いて3連投にも「日本でも経験させてもらっているんで、緊張はなかった。4回も甲子園出場させてもらっていい経験で、世界大会でも緊張せず自分のピッチングができたのが良かったです」と胸を張った。
これで3試合9回を投げ19奪三振と“ドクターK”ぶりを発揮している。「いつも通り腕を振って、後ろにいいピッチャーがいるんで、一回でつぶれてもいいと思って投げています」と振り返った。
小枝守監督は「今年は田浦君ですね。立派ですね」と最大の賛辞を送った。