「ＤｅＮＡ４－０ヤクルト」（５日、横浜スタジアム）

　粘りの投球、そして流れを変える一打－。ＤｅＮＡのウィーランドが投打に存在感を示した。両チーム無得点の四回２死一、三塁。「いい球が来たので思いきり振った。良い結果になった」とＤｅＮＡ打線が苦手とするヤクルト・石川のシンカーを捉え、左前に先制打を放った。

　「打撃は好きだし、高校時代から割と得意にしていたからね」。今季は２本塁打を記録するなど、自身登板試合で３試合連続安打と非凡なセンスを見せる。ラミレス監督も「機会があれば代打で使いたい」と話すほどだ。

　本職の投球でも「直球がいい感触だった」と得点圏に走者を置いてリベロを直球で３三振に斬る力の投球だ。２カ月ぶりとなる７勝目。「最高の景色」とお立ち台で見せた笑みが、頼れる助っ人の復活を印象付けた。