清宮が高校通算110号アーチ「みんなが喜んでくれたのが一番うれしい」
「U-18W杯・1次リーグB組、日本12-0南アフリカ」(5日、サンダーベイ)
日本が南アフリカに七回コールドで勝利し、4勝1敗で一次リーグを終えた。
主将の早実・清宮幸太郎内野手(3年)は「4番・DH」で先発出場し、今大会初、高校通算110号となるホームランを放った。
7-0の四回1死で迎えた第3打席。ワールドカップ5試合目にして待望の一発が飛び出した。ストレートを完璧に捉えると、清宮自身もそれを確信する豪快な当たりは右翼席へ飛び込んだ。
清宮は「だんだん、きのうから自分の形になってきた。この感じで次もやっていきたいと思います」と安どの笑みを見せると、「打った瞬間、『あっ行ったなあ』と思いました。110号?あまり変わらないですけど、みんながすごく喜んでくれたのが一番うれしかった」と会心の一打を振り返った。
この大会、自分のバッティングができない状態が続いていたが、「2年前も全然ダメで、(今回)こっち来てから調子上がってなかったんですけど、やっとこれが自分らしさかなあというのが分かってきました。やっぱり上半身下半身全てにおいて、柔らかさかなあと思います」と今後への手応えをつかんでした。
最後は主将として「(2次リーグ)しっかり勝ち抜いて、決勝でしっかり倒して優勝したいです」と世界一奪取を誓っていた。