中日・大野、今季初完封!被安打2「強い球をどんどん投げて勝負できた」
「巨人0-4中日」(6日、前橋・上毛新聞敷島球場)
あるべき姿を取り戻した。中日・大野は球に力があり、散発2安打に封じて今季初完投を昨年6月以来の完封で飾った。8連勝中だった巨人の田口に投げ勝ち、6勝目。「最後まで投げられると思わなかった。いけてよかった」と笑顔を見せた。
前回登板した8月30日のDeNA戦では、空振りを取りながら首をかしげるなど細かいコントロールを気にし過ぎて5回5失点。試合後に「自分はそういう投手ではないのに…。1点を惜しんで大量失点してしまった」と反省していた。
この日は序盤に荒れた球があったが「ソロ本塁打はオーケーだと思っていた。強い球をストライクゾーンめがけてどんどん投げて勝負できた」。力で押し、次々と相手打者の打球を詰まらせた。
今季の開幕投手がようやくらしさを発揮してきた。森監督は「これが続かないと信頼されない。次、来年にどういうピッチングをするのか楽しみだ」と語った。