西武・雄星、完封でトップタイ14勝目 修正フォームで左腕最速タイ158キロ

 「西武3-0ロッテ」(7日、メットライフドーム)

 完全復活を印象づけた。3点リードの九回2死三塁。西武・菊池はペーニャを遊ゴロに封じると、思いを吐き出すようにグラブをたたいた。「最後までマウンドにいるのは気持ちいい」。今季4度目の完封勝ちで、リーグトップに並ぶ14勝目だ。

 初回から150キロを超える真っすぐを連発。それでもボール球が続き、二回までに38球を要した。2段モーションによる反則投球を宣告されて以降、投球フォームは手探りの状態が続く。

 だが、七回に自身らが持つ左腕投手のプロ野球最速タイとなる158キロを計測。「左肩を少し落とせば、スピードは出る。余裕があったので狙って出した」。八回には田村を10個目の三振に仕留め、2試合連続でシーズン9度目の2桁奪三振も記録。もう心配はいらない。

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