巨人、3年連続V逸決定 今季11度目完封負け
「巨人0-4ヤクルト」(9日、東京ドーム)
巨人が最下位のヤクルトに完敗。試合終了後、首位・広島が勝ったため、3年連続でのV逸が決まった。八回まで三塁を踏めず、今季11度目の零封負け。高橋監督は「そこばかりというわけにはいかないが、中心の人たちが何とか踏ん張ってもらわないといけない」と表情を曇らせた。
初回1死二塁の先制機で坂本勇、阿部がともに倒れるなど、中心を担う3、4番がともに4打数無安打。坂本勇は9月に入り26打数2安打で打率・077と状態は下降線をたどっている。「ボールの見極め自体はできている。1試合でも早く修正できるように頑張らないといけない」。背番号6は険しい表情で球場を後にした。
3位・DeNAを僅差で追う状況の中で、下位チーム相手に痛い取りこぼしとなった。3年ぶりのV奪回こそ逃したが、CS圏内に浮上し、日本一を目指す戦いは続く。「(上の順位の)可能性のある限り、チャレンジするのは当然」。指揮官は語気を強め、先を見据えた。